石神井公園のカワセミ


週末の土日は、天気と体調がよければ、妻とともに撮影遠足に出かける。
先々週は「長瀞」、先週は「相模湖」、昨日は「さいたま緑の森博物館」に行ってきた。「さいたま緑の森博物館」は、博物館という名前がついているが、自然の景観をそのまま生かした公園だ。

ここ最近の撮影のテーマは、「」と「
もちろん、それだけではないのだが、紅葉の風景を撮りつつも、足下の苔やキノコを探している。
撮影対象が小さなものなので、等倍マクロだけでなく、場合によっては2倍マクロ、4倍マクロと超マクロの撮影をすることもある。

過去記事で超マクロについて書いたが……→「超マクロで蝶の羽を撮る

この超マクロの手法を、野外で行う。
だが、野外ではなにかと困難がつきまとう。足場が悪かったり、日陰で暗かったりすると、うまく撮影するには工夫と忍耐が必要だ。
そのための機材を持っていくのも大変だ。
バックパック式のカメラバッグに、フル装備を入れて持っていくのだが、重量は15Kgとけっこう重い。

▼バックパックの中身
●NIKON D800ボディ
〈レンズ関係〉
●AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
●AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
●AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
●SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
●SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM
●SIGMA 2倍テレコン
●Kenko 接写リング
〈三脚〉
●伸張1570mmになる三脚(king Fotopro カラーアルミ三脚 C-5i)
●雲台(SLICK SBH-330 BK )
●ミニ三脚(Velbon 三脚 ウルトラロック ULTRA LUXi miniIII 6段 中型)
〈その他〉
●NDフィルター等の各種フィルター
●リモートスイッチ
●膝当て用クッション2個
●予備電池2個
●予備CFカード2枚(各64GB)
●ブロアー
●レンズ拭き用クロス
●虫除けスプレー
●タオル数枚
Air

……と、これだけのものを、KATAのバックパックに入れてある。

 

このバックパックは、私のお気に入りで、なかなか使い勝手がよい。
デザイン的にカメラバッグしていないところが気に入って購入したのだが、作りも頑丈で、重装備でも背負いやすい。

上記のフル装備を入れると15Kgほどになるが、ずっしりと重いものの、持ち歩くにはちょうどいい。以前はショルダーバッグを使っていたが、機材を取り出しやすいものの、片方の肩だけが疲れるのが難点だった。やはり、重装備のときはバックパックに限る。取り出すのに時間を要するが、それは持って行ける量とのトレードオフだろう。

また、三脚は2本持っていくが、通常の三脚と地面に近いところで使うミニ三脚だ。
三脚といえば、SLICK、Velbon、GITZOが有名だが、GITZOがいいのはわかっていても高価なのでちょっと手が出ない。バックパックに入れられて、そこそこ耐荷重のある三脚をどれにしようかと迷っていたのだが、買ったのはking Fotoproだった。

king Fotoproは中国製だが、価格が安いわりには、作りがしっかりしている。ただし、付属の雲台は小さすぎて180mmや500mmの重いレンズの使用には耐えない。そこで、以前から使っていたSLICKのSBH-330 BKを付けている。
もっと大型の三脚も持っているのだが、持ち歩くときの重量と大きさを考慮して、king Fotoproにした。

 

 

 

超マクロの撮影から、1000mmの望遠まで使うので、これだけの一式を持っていく必要がある。ときには、使わない機材もあるのだが、どういう場面に遭遇するかわからないので、とりあえず全部持っていく。

森や林の中で撮影することも多いので、暖かい季節には虫除けスプレーは必須だ。ここ数週間は冷え込んできて、蚊は減ったが、夏場は蚊にたかられて大変だった(^^;)。虫除けスプレーで完全に撃退できるわけではないものの、刺される頻度は減る。

また、「膝当て用クッション」というのは、地面に跪いて撮影することが多いので、硬い地面で膝が痛いときに使うクッションのこと。それ専用というのではなく、代用品だ。
パソコンのキーボード用の「リストレストミニ」という商品で、本来は手を置くためのクッション。これを膝を着く地面に置いて、クッションにしている。これはなかなかよいアイデアだと自画自賛(^^)。

 

▼苔とキノコの作例【ヒナアンズタケ(推定)、周囲はヤノネゴケ

ヒナアンズタケ(推定)(周囲はヤノネゴケ)

ヒナアンズタケ(推定)(周囲はヤノネゴケ)


このキノコは、傘の直径が1~2mmの小さなキノコ。掲載画像は縮小しているが、D800の画像サイズ(7360×4912px)で見ると、なかなかの迫力だ。肉眼では、ここまではっきりは見えないから、顕微鏡の世界を覗いているような感じになる。
この大きさに撮るため、60mmマクロレンズに接写リング36mmを付け、2倍マクロくらいになっている。

野鳥を撮るのもテーマのひとつなのだが、野鳥専門というわけではないので、ある場所に長時間待機してシャッターチャンスをうかがう……という撮影はしていない。
たまたま出会ったら、撮るスタンス。

本日は、近場ということで、石神井公園に行った。
石神井公園には何度も行っているが、カモやアヒルなどの水鳥は多い。とはいえ、カモはあまり魅力的な被写体とはいえない。どこにでもいるし、ありふれている。ストックフォトでも、カモはさほど重宝はされない。撮るのが簡単だからだ。

石神井公園の池には、カワセミのためのスポットがある。留まる枝を設置し、餌となる小魚を用意した、カワセミのための特等席だ(^^)。いつも、その周りにカワセミ狙いのカメラマンギャラリーがいる。たいていは、飛来を待っている状態で、カワセミが来ているのに出くわしたことはなかった。

ところが今日は、カワセミが来ていた(^^)。
なんて運がいいことか。1日待っていれば、カワセミは飛来するのだろうが、通りすがりのときにタイミングよく来ていることは少ないと思う。
というわけで、バックパックから500mmレンズを取り出し、撮影ギャラリーに参加した。

▼500mmで撮影(トリミングなし、画像は縮小)

カワセミ(500mm)

カワセミ(500mm)


▼1000mmで撮影(トリミングなし、画像は縮小)

カワセミ(1000mm)

カワセミ(1000mm)


1000mmというのは、500mmに2倍テレコンを付けたもの。
カワセミまでの距離は、約7~8m。1000mmでも、このくらいが限度。APS-Cなら、1.5倍くらい大きく撮れるが、フルサイズだとこのくらいという参考にはなるだろう。
D800のいいところは、画素数が大きいから、トリミングしても大きな画像を取り出せることだ。
カワセミだけを切り取って、ピクセル等倍だと以下のようになる。

▼ピクセル等倍(トリミング) ※クリックで等倍表示

カワセミ(部分)

カワセミ(部分)


ディスプレイで見る場合には、ピクセル等倍で十分なので、こういうアップ画像にすることもできる。書籍や広告などの印刷媒体で使用する場合には、350dpiの解像度が必要なので、元画像で大きく撮影する必要がある。この条件下で、ドアップのカワセミを撮るには、1500~2000mmくらいのレンズが必要になる。それを実現するには、800mmレンズにテレコンを付けるという方法しかない。ン百万の資金がかかるので、そうそう簡単ではない(×_×)

ともあれ、カワセミを目視することはあったものの、撮影できたのは初めてだったので、よい1日だった(^^)。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア