ハフィントンポスト日本版の開設から、6か月が経ったそうな。
 もうほとんど存在が眼中になくて、まだ6か月なんだ……と思った(笑)。
 松浦編集長のインタビュー記事を読んで、久しぶりにハフィントンポスト日本版を覗いてみた。

ハフィントンポスト日本版開設6カ月 松浦編集長「コメント数まだ足りない」 | THE PAGE(ザ・ページ)

――――日本版がスタートして6か月。手応えは?
松浦編集長 出来ている部分と出来ていない部分がある。出来ているのは、良質のコメントが来ていること。記事についたコメントを再編集してコメントまとめ記事を作成しているが、それも成果の一つ。良質なコメントとは、建設的で前向きな議論につながる意見。誹謗中傷や全否定で終わっている意見ではない。

出来ていないのは、コメント数がまだ足りないこと。UU(サイト訪問者数)は順調に伸びているが、その伸びに比べると、コメントがついていない。一定数以上のコメントがないと、良質な言論空間ができない。

アメリカ版でやっている、コメントを引き出す「ファシリテーター」的な作業もやっていきたいが、現状ではまだまだコメントの数・質ともに足りていない。

 相変わらずというか、そんなに変わるものでもないのだろうけど、インパクトの乏しいサイトだなー。
 記事が羅列されていて、一覧性に乏しく、なにが主体で、なにを読ませたいのかの意図があまり見えない。あえて、意図を見せていないのかもしれないが、パッと見て、読みたいと思わせる仕掛けが乏しい気がする。

 たしか、当初はハフィントンポスト日本版だけにしかない記事を載せるという方向だったと思うのだが、現在はBLOGOSと同じようにブログ記事からの転載が多くなっている。専属のライターだけでは、記事が足りないということなのかな?
 そのため、BLOGOSとハフィントンポスト日本版で同じ記事が載っていたりする。
 独自性はどこへやら……

 「コメント数まだ足りない」というのが課題らしいが、たぶん、そんなに増えないよ。
 どんなコメントでも自動掲載されるBLOGOSですら、そんなに多くのコメントは付かないし、コメントが付く記事と付かない記事の偏りが著しい。編集部の「良質の言論フィルター」を通すハフィントンポスト日本版では、BLOGOSよりもずっと少なくなるのは必然。
 サイトを訪れる人(UU)のうち、コメントを残す人の割合というのは、たぶんBLOGOSでもハフィントンポスト日本版でも大差ないと思う。
 その割合は、おそらく多くても数%、1%あれば上出来じゃないかな?
 バナー広告がクリックされる割合よりも少ないのではと推測する。そのへんのことは、BLOGOSの中の人に聞いてみたいところだが、教えてくれないだろうね。

 良くも悪くも新聞紙的な作りになっているところが、ネット媒体として垢抜けていない気がする。本家のサイトデザインを、そのまま移植しているのだろうが、英語圏の表現と日本語の表現は違って当たり前。そのへんの工夫も欲しいところ。
 文章主体のサイトではあるが、ネットならではの見せ方や仕掛けは必要だろう。

 本家のサイトでは、時事問題などのお堅い話題だけでなく、カルチャー系やゴシップ系の話題もあるが、日本版では少ないのも、面白みが乏しい一因なのだろう。軽い話題は、とっつきやすさにもなるし、サイトとしての敷居を下げる効果もあるのではないだろうか。敷居は下げないという、方針なのであればしかたないが。

 いずれにしても、まだ6か月と考えるのか、もう6か月と考えるのかだね。
 UUは増え続けているとのことだが、上昇カーブがどこまで続くのか、あるいはもう頭打ちなのか。現状のままで劇的に増えるということは考えにくく、ハフィントンポストのようなサイトに興味のある人たちは、ほぼ出尽くしているように思う。
 まぁ、ありがちな手段として、プレゼント企画などをすれば、一時的には増える。とはいえ、求められているのは、頻繁に訪れてくれるリピーターだと思うので、飽きられないサイト作りが必要だ。

 前途は多難そうだね。
 もう6か月……1年経ったら、どうなっているのか、そのころになったらもう一度、観察してみよう。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア