ネタとしても面白いのだが……
自衛官募集のポスターが話題になっているようで。

このリア充は認める:徳島地方協力本部の自衛隊募集ポスターがさわやかすぎる – ねとらぼ

 ポスターは自衛官を彼氏に持つ女性の思いをイメージしたもので、災害派遣活動に従事している彼氏の姿をニュース番組で見つけた時の彼女の想いが描かれています。「いつもは普通の彼氏だが、制服を着ると3割増しでちょっとカッコいい」――。それに対する彼氏の返事もさわやか。リア充めぇと思いつつも、これは惚れる。なお、デザインは自衛隊員が行ったとのことです。昨年とはまた違ったイメージになりましたね。

萌えはいいのだけど、自衛隊は軍隊。
災害派遣は本業じゃなくて、軍隊の別の使い方、オプションだろうと思う。
軍隊の本業は、武器を手に取り、敵を迎え撃つこと。必要とあらば、敵を殺すことである。
そのための銃であり、戦闘機であり、艦船だ。

自衛隊については、私は肯定的だ。
相手が銃を持っていて、こっちが持っていないようでは、対等に戦えない。話し合いで解決……というのも、懐には銃を入れていての話。丸腰だったら対等な話にすらならない。それが国と国との駆け引きの現実でもある。
理想論だけでは、世界は動かない。

近々、発射される予定の北朝鮮の弾道ミサイルに対する、日本の対応を見ていると……
日本は軍隊や武器に対して過度のアレルギー反応があるのだが、平時だったら問題になったであろうPAC3を沖縄に配備することも、早く持ってこいといわんばかりにすんなりと受け入れている。

そもそもPAC3の問題は、前回の北朝鮮による弾道ミサイル発射の時にも大騒ぎしたのに、その後、全国の各都道府県にPAC3を配備するというような対策は取ってこなかった。配備されているのは、限定的な規模にとどまっている。前回の教訓があまり生かされなかったわけだ。
今になってあわてて配備しているのも、付け焼き刃という気がする。

加えて、実戦経験のない自衛隊のPAC3部隊が、ちゃんと機能するのかどうかも怪しい。訓練では迎撃に成功しているようだが、ぶっつけ本番で迎撃できるほど甘くはないだろう。発射の予告はされているが、裏をかいて予告通りに発射しなかったら対処できるのかどうか……?
そもそもPAC3の命中率は、過去の実戦では1割程度なのだ。その後、性能は向上しているだろうが、実戦では試されていない。実戦で試すには、どこかと戦争しないといけないという理不尽さもある。

※過去記事参照→「命中率1割以下のPAC3…これでは役立たず

この記事は、最近、アクセス数が多くなっているが、3年前の話だ。
3年あれば、沖縄を始め、各都道府県の主要都市にPAC3を多数配備することは可能だったのではないか?(1都市に30発以上。30発あれば、最低でも3発は命中できるはず)
予算の問題はあるが、時間的には可能だったはずだ。しかし、そういう提案が出れば、おそらく反対意見も出ていただろう。平時では、軍事アレルギーが邪魔してしまうからだ。

自衛隊の本来の仕事は、災害派遣で遭難者の捜索やがれきを片付けることではない。
彼らの仕事は、敵から日本を守ること。

もっと端的に言えば、敵を殺すことである。彼らの持つ銃は飾りじゃない。スコップではなく、銃を持つのが彼らの本分なのだ。
その姿は、「萌え」とは対極にある。

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