「自転車、徐行なら歩道OK」という徐行の定義は?


自転車と歩行者の事故が増えていて、「自転車は車道を走らせる」といったことがいわれたりしているが、賛否両論だ。
その関連記事。

自転車、徐行なら歩道OK…警察庁局長の見解 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ――誰でも車道走行しなくてはいけないのか。

「高齢者や子供を乗せた保護者、前かごに荷物を積んだ人などは歩道で良い。ただ、いずれも徐行が原則で、スピードを楽しむ人は車道に降りてもらう」

その「自転車の徐行」の定義がない。
時速何キロまで徐行なのかといった、具体的な基準がないと、徐行か否かの線引きができないではないか。
普通に走っていても、自転車は歩行者よりもスピードが出る。ママチャリだとしてもね。歩行者と同じスピードの自転車なんて、ほとんどないだろう。
その普通のスピードでも、ぶつかれば危険である。

先日、撮影である町を歩いているとき、幅が1メートルくらいしかない歩道で、後からいきなり自転車が追い越してきて、私と接触した。警告のベルでも鳴らしてくれれば、こっちも気がついただろうに。

自転車に乗っていたのは、子どもを乗せた若いお父さんだったが、自分から接触してきたくせに、私を睨みつけて怒っているのだ。
私も睨み返した。

喧嘩を売るのなら買ってやる……という睨み返しだ(^_^)。暴力は嫌いだが、腕力には自信がある。週末は、約7kgあるカメラバッグを背負って、6時間くらい歩き続けているんだ。体力もある。

しかし、そいつは、ぶつぶついいながらも、謝りもせずに去っていった。喧嘩を売るかどうか、躊躇したようだ。というのも、その男は小柄で、対して私は身長が高く体格がいいので、勝ち目があるか算段したのかもしれない(^_^)。
ぶつかってきたのは自転車の方なのだから、謝るのは自転車の方だ。

徐行だから安全なんていうのは、詭弁だ。
走っていい歩道と、そうではない歩道は厳密に分けるべき。現状でも、歩行者と自転車が併走できる歩道には標識が立っているが、その標識がない歩道は自転車を禁止すべきだろう。

標識とは、以下のこと。

歩行者と自転車が共存できる歩道

歩行者と自転車が共存できる歩道


徐行というのが、時速10km以下だと仮定しても、ぶつかればただでは済まない。そもそも50kg前後の一人の体重と自転車の重量(約10kg~20kg。電動アシスト自転車だと20kg~30kg、30kg超のものもある)を合わせれば、60kg~80kgの物体がぶつかるのだ。痛いだけでは済まない。

マナーを守るというのは大原則ではあるが、守らない人が多いから「ルール(法律)」が必要なんだ。そして、ルールがあるのなら罰則も厳格にする。
だいたい、いままで取り締まったり罰金を科したりを見逃してきたのが間違い。最近になって、取り締まりをしているが、それ以前はスルーしていた。

自転車も免許制にした方がいいのかもしれない。登録申請だけでもいいが、免許を所持していないと無免許運転だ。免許を持たせることの意味は、それがどこの誰であるかを特定する方法にもなる。

歩道で歩行者と自転車が併走することは、はっきりいって無理がある。
広い歩道であれば、まだいいが、概して狭い歩道の方が圧倒的に多いのだから、接触は必然的に起きる。
車道を走らせるのが危険だというのもわかるが、優先順位の問題だ。

歩道の歩行者の安全を優先するか、車道を走らせたときの自転車の安全を優先するか。
現状では、歩行者と自転車の安全な共存は、ほぼ不可能というか、理想論だ。マナーやルールを守らないヤツは、1割くらいはいる。その1割が事故を起こすんだ。

いかにマナーを守らないヤツが多いかは、駅前の放置自転車を見れば一目瞭然。
そんな彼らは、歩道で徐行なんてしないんだよ。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア