一部で盛り上がってる感じの、「ニュートリノが光速を超えた」というニュース。
 ちょっと先走りすぎだよ。
 以下の記事も同様。

「ニュートリノ「タイムマシン可能に」」:イザ!

「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。

 こらこら、専門家がそういうこと言っちゃいかんだろう(^^)。
 もっと冷静に考えてみろ。
 今回の実験結果が正しいとしたら、それは相対性理論に間違いがあったということであって、ニュートリノが光速を超えたからといって、タイムマシンが可能になるわけじゃない。

 前日の書き込みでも書いたが……

=時間の流れ」ではない可能性がある。

 ということなんだ。
 つまり、時間の基準となっていた光速が、光速=時間ではなく……

光速≒時間

 ではないかということ。
 限りなく関連性はあるが、=(イコール)ではない可能性。
 光速=時間という概念は、因果律を決定するものだった。
 つまり、原因があって結果が出る、という順序を決定していたのが光速だった。

 もし、ニュートリノが光速を超えていて、それが因果律を破っているとしたら……

結果→原因という順序にならないといけない。

 しかし、そうはなっていない。
 短い記事の中から推測できることは、ニュートリノの発射地点から、観測地点まで「時間がかかっている」というのがポイント。
 どういうことかというと、発射した瞬間から観測された瞬間まで、光速よりは速かったものの時間が経過しているのだ。
 ニュートリノは過去に飛んだわけではない。
 過去に飛んでいたのなら、発射する瞬間より「前」に観測地点に到達している。
 言い換えるなら、観測地点で観測された「後」に発射されていれば、因果律が破れ、ニュートリノは過去に飛んだことになる。
 そうはなっていないようなのだ。

 以上のことから、「光速≒時間」ではあるが、「因果律を支配する時間を決定づけているのは、光速ではない」……という推測が成り立つ。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア