内閣がメルトダウン状態


菅首相は、国会はもとより日本の疫病神になってきているような気がする。

クローズアップ2011:全原発耐性テスト 再稼働、突然「待った」 – 毎日jp(毎日新聞)

 「原子力安全委員会に聞いたのか」。6月29日に玄海原発の地元に再稼働を要請した海江田氏を待っていたのは、首相の厳しい言葉だった。安全委員会の了解を取っていないことをなじる首相に対し、海江田氏は「安全委員会を通すという法律になっていない」と反論。首相は「それで国民が納得するのか」と再稼働に反対する姿勢を鮮明にした。

しかし、海江田氏が6月18日に行った安全宣言に首相は「私も全く同じ」と同調していた。突然、はしごを外された海江田氏は鳩山由紀夫前首相らに「首相の独走」を報告。「もう頭に来た。今さら何を言っているんだ」と怒りをぶちまけた。

菅首相のやり方に「それで国民が納得するのか」と問いたいね。
なぜ、あんな首相になってしまったんだろうと思う。
かつては、期待値の高かった人だったはずなのだが……。

最高の地位と権力を手に入れて、人が変わってしまったようだ。権力というのは「麻薬」だからね。ほかの人が持ち得ない「力」。自分が誰よりも「上」にいるという陶酔感。その頂点に登ってしまったら、そこから降りたくないということなのだろう。
先日、復興相を辞任した松本氏の上から目線の命令口調も、大臣という権力を持っているがゆえの暴走だろう。「オレが上、おまえらは下」という考え方。
権力は麻薬だ。

それに毒されずに、しらふでいられる人は少ない。
小さな会社、小さなグループでさえ、リーダーとなる者は権力に毒されてしまう。リーダーとなっても、平常心と冷静さを保ち、広い視野を持って判断できる人、なにより「尊敬される人物」であることが「良きリーダー」となれる、最低限の資質だろう。

菅首相は……

菅首相:「刀折れ、矢尽きるまで」--衆院予算委 – 毎日jp(毎日新聞)

自身の進退について「満身創痍(そうい)、刀折れ、矢尽きるまで、力の及ぶ限り、やるべきことをやっていきたい」と述べ、政権運営への決意を改めて表明した。

……ともいっているが、誰も菅首相と道連れで死にたいとは思っていない。
これじゃまるで、太平洋戦争末期の、日本みたいじゃないか。
最後のひとりまで、竹槍で米軍に立ち向かう……国民総玉砕。
勘弁してくれよ。

首相の首をすげかえても、劇的に変わることはないだろうが、少なくとも政府の「ベント」にはなる。政府の炉心を、早急に冷却しないと、最悪のメルトダウンになってしまうぞ。
まず復興しないといけないのは、政府かもしれない。

とはいえ、「私が日本を救う!」と、勇ましく宣言する政治家はいないんだよね。
自民党も、批判はするけれども、具体的なロードマップは示していないし、谷垣氏は菅氏よりも頼りない。石破氏の方が目立っているが、政治力学からこの人はトップにはまだ立てないようだし。

こんな国情で、クーデターが起こらないのが日本なんだね。
機動警察パトレイバー 2 the Movie』みたいな展開になったら、簡単に政府は転覆するだろう。
そういう意味では、日本は良くも悪くも平和だ。

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