ある女性の雰囲気が変化するとき


身近にいる女性の「雰囲気」が変化することがある。

髪型が変わったとか、化粧が変わったとか、服装のセンスが変わったとか……見た目の変化がある場合と、態度、行動パターン、話し方、声のトーンの変化……といった心理的要素の変化の場合もある。

人は、あるパターンで行動している。
それは性格や習慣といったものに起因するが、無意識にある一定のパターンの中で行動する。
ある程度の振幅はあるものの、大きく外れることのないパターンだ。
言い換えれば、その人らしいパターンだ。

そのパターンが、大きく変化したときは、環境に大きな変化があったときや、心身に大きな変化があったときだ。
会社にいる、ある女性に行動パターンの変化が起きている。

「あれ? なんか変だ」
数日前から、その変化に気がついた。
ある女性ではイメージしにくいから、仮名を榊原さんとしておこう。芸能人でいうと榊原郁恵に似ているからだ(^^)。

私は今の会社に途中入社したのだが、榊原さんは古くからいる人だ。
だが、所属部署が違うため、普段は顔を合わせることはもとより、会話することもほとんど皆無だ。
とはいえ、小さな会社の同じフロアにいるから、遠目に姿を見ている距離ではある。

「見ている」というのは、厳密には正しくない。
私は視力が極度に悪く(裸眼で0.03しかない)、仕事中はデスクトップ作業用のメガネをかけているため、1メートルくらいまでしか焦点が合わない。だから、1メートル以上離れていると、顔はぼんやりとピンぼけで、細かいところは見えていないのだ。

具体例で示すと以下のような感じ。(クリックで拡大表示)

このように見えている

このように見えている

普段、私が見ているのは右の画像のような世界なのだ。
だから、榊原さんの顔や表情は、じつはよく見えていない(^^;)

識別しているのは、その人のシルエットや服装の色であり、身振りの癖や声のトーンだったりする。服装でもスカートということはわかっても、プリーツのあるスカートなのかストレートなスカートなのかまではわからない。
かなり漠然とした視覚世界の中で生活しているわけだ。

視覚情報が不正確なので、逆にその人の行動の癖や声に強く反応する。
つまり、観察しているポイントが違っている。視力は悪いが聴覚と臭覚には敏感だ。特に音には敏感なので、声のトーンの変化で相手の心理状態をわりと的確に捉えられたりする。

榊原さんの変化で、最初に気がついたのは歩き方のリズムの変化や、仕草の変化だった。
それ以前とは、違和感を感じた。
表現しにくいのだが、リズムが違うとでもいおうか……。
彼女らしくない動きになっていた。

次に感じたのは、声のトーンの変化だった。やや低いトーンになったかと思うと、微妙にトーンが高くなったりする。不安定になっていたのだ。

なにかあったな……
そう感じた。
心身の変化があると、不安感や動揺が生じる。
体調が悪かったり、病気のときは顕著になるが、体の不調は心理的にも影響が出る。それが行動パターンの変化にもなる。
榊原さんの体調が悪いのかもしれないが、風邪をひいているときでもこれほど大きく変化することはなかった。

原因は別のところにある……と思った。

その変化を「雰囲気が変わった」と、私は表現する。

女性の雰囲気が大きく変わるときは、2つの理由のいずれかだと思う。

(1)つきあっている彼氏との関係性が変わったとき
(2)妊娠したとき

彼氏と別れた、あるいは新しい彼氏ができたときは、如実に変わる。
妊娠したときは、体の内部から変化するため、これまた大きく変わる。
どちらも男絡みだ(^^)。

芸能ニュースなどを見ていれば、その変化はわかるだろう。熱愛や破局が発覚した女性は、あきらかに印象が変わる。妊娠した場合も同様。
ある女性ミュージシャンの熱愛が発覚して結婚したとたん、それ以前の歌の魅力が失われてしまうことがある。男の影響が歌にも出てきて、人気に陰りが出てしまう。
ところが、破局して影響を受けていた男との距離が空くと、以前の歌の魅力を取り戻したりする。
男性でもつきあっている女性の影響は受けるが、女性ほど顕著な影響は受けにくいように思う。

榊原さんの場合はどっちだろうと思った。
社内恋愛の彼氏との関係は、良好であるように見受けられた。
関係を公言しているわけではないが、ランチには毎日一緒に行っているし、退社時に一緒に帰ったり、ときには出勤時に一緒だったりもする。

参照→「社内恋愛はあり?」「職場での男女の距離

あえて隠そうとはしていないようで、一緒に帰るなんていうのは、「これからデートです」と見せつけているようなものだ(^^)。大人のデートなんだから、食事を一緒にしたあとは、ホテルでエッチ……というコースだろう。まぁ、普通そういうもんだ。

残る理由は1つ。

たぶん、そういうことなのだろう。
とはいえ、榊原さんのプライベートなことは、ほとんどなにも知らないから、想像というか邪推だが(^^;)。私の見当違いで、家族に問題や不幸があったのかもしれないが……。

変化の中でも、特に目をひくのは、服装の色だ。
彼女はわりと渋めの色を好んでいるようで、黒や茶系の色が多かった。

それが、このところ明るいピンク色の服装をしている。
女性はファッションにはそれなりに気を遣うものだから、毎日同じような色というのは少ない。ピンク好きなら、毎日ピンクというのもありえるが、榊原さんの趣味はそういう方向ではなかった。

選んだ色が「ピンク」というのも鍵のひとつ。
色彩心理学というのがあるが、ピンク色は……

●人に幸福感を与えるように作用する。
●ピンクは卵巣ホルモンに働きかけ、女性ホルモンを分泌させることで、脳に刺激を与える。
●愛情への欲求や、ロマンチックな気分になったりする効果も促す。
●交感神経を刺激し、脳の血液を増やすことで、疲労の緩和や痛みの軽減、老化予防にも役立つ。
●味覚の変化を促す。甘みを感じやすくなるなど。
●心と体の緊張をやわらげる。

こういう心理から察すると、彼女は心身の緊張を感じていて、それをやわらげるために無意識にピンクを選んでいるのかもしれない。

また、妊娠すると女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されるため、体内のホルモンバランスが激変する。味覚が変わったり、肌のツヤが変わったり、ふっくらしてきたりと、体も変化する。

それは色の好みの変化としても現れる。
黒っぽい色が好きだった人が、明るいパステルカラーを好むようになる。
彼女の服装が、ピンク色になったのは、その作用だと思われる。

もし妊娠だった場合、彼女はどうするのだろう?
というのも、私と歳が近いので、産むとなると高齢出産になる。リスクもあるだろうし、これから育てるのは年齢的にも厳しいと思う。
いずれにしても、大きな不安であり悩みでもあるのだろう。

人ごとながら、余計な心配をしてしまうのだが……

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