HDMIセレクタの相性問題


 AV環境は、規格の変化にともなって、スペックアップしつつ、機器の買い換えを続けてきた。
 AV……は、Audio-Visualで、Adult Videoじゃないよ(^^;)
 Adult VideoのAVは和製英語。アダルトというのを、エッチ系の意味に使う感覚というのは、誤用しすぎだね。婉曲表現の意味としてはあるのだが。

 話がそれた。
 最近のAV機器は、デジタルになっているから機器の接続もデジタル対応になっている。
 ほぼ標準になりつつあるのが、HDMIの規格。
 D端子規格というのもあるが、映像と音が別々の接続なので、ケーブルがかさばり不便だった。
 HDMIは映像と音が1本のケーブルでつながるので、なにかと便利。難点をいえば、コネクターが抜けやすいことか。普通に使う分には問題ないのだろうが、うちは猫が機器の背面をうろついたりするので、引っかけて抜けてしまうことがあるのだ(^^;)。

 一昔前のアナログ時代は、ピンジャック(コンポジット端子)。
 映像の質が少しよくなって、S端子。
 私はビデオテープ時代には、S-VHSデッキを主に使っていたから、ピンジャックとS端子が1つになったケーブルで、機器を接続していた。1つになっているといっても、端子は3つあるからつなぐのは面倒だった。
 とはいえ、この規格は長く定番だったこともあって、周辺機器はいろいろとあった。
 セレクタがその1つで、複数の機器を中継して、A機→B機、逆にB機→A機、あるいはA機→C機とD機へ……と、相互に信号をやりとりできた。ダビングするときには重宝したものだ。

 HDMIはAV機器だけでなく、パソコンの規格としても定番になりつつある。規格がそろうのは、ケーブルを使い回しできるから便利ではある。
 HDMIセレクタも出てきたが、基本的に一方通行の切り替えだけだ。
 基本的な接続としては……

  A→ ┌────┐
  B→ │    │
     │セレクタ│ →
  C→ │    │
  D→ └────┘

 という感じで、出力先であるテレビへの切り替えしかできない。
 ダビング中継機器として、A機→B機にはつながらない。
 著作権絡みのコピー防止のための規制などもあって、ダビングに融通がきかないといった法的な問題もあるが、自分で録ったビデオのコピーにも不自由するのは困ったものだ。
 録画した番組を、HDDレコーダー同士でmoveするには、i-Link(IEEE 1394別名FireWire)で接続しないといけない。
 ただし、i-Link端子があっても、moveに対応していない機器もあるので、さらに融通がきかない。
 これらの規格が混在しているので、まだ総合的なセレクタ機器が登場していない。

 うちにはHDMI接続できる機器が、4台ある。
 HDDレコーダーが3台と、PS3だ。
 テレビにはHDMI端子が2つなので、切り替えにはセレクタが必要だ。
 以前は、入力が3つのセレクタ(プロスペック HDS-700)を使っていたのだが、信号を検出して自動で切り替える機能の調子が悪くなって、誤作動するようになった。
 そこで新しいセレクタを買った。
 それが、

audio-technica HDMIセレクター AT-SL91HD
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 ……なのだが、相性問題が発生した。
 比較的新しい機器のHDDレコーダー(Panasonic DMR-BW900)とPS3は問題ないのだが、HDMI機器としては初期モデルのHDDレコーダーである、 BDZ-V9とPanasonic DMR-XW51が認識されない。
 規格そのものは合致しているが、カタログスペックには出ていない違いがあるのだろう。こういうのは、なにが違っているのか明記してほしいものだが……。

 しかたなく、プロスペック HDS-700を復活させていたのだが、そこに猫がとどめを刺した。
 おしっこをかけて、HDS-700をおしゃかにしてくれたのだ(^^;;;;)
 こういうのはよくある。
 過去、いくつの機器をゲロやおしっこで壊してくれたことか。それを防ぐために、重要な機器にはペットシーツを被せている。だが、セレクタはそれをしていなかったのだ。

 そこで別のセレクタを探していた。
 これならよさそう……と、買ったのが以下。

これは安いかも:4入力、2出力のHDMIセレクター「DN-HDMI423」を試す – ITmedia +D LifeStyle

 エバーグリーンの「DN-HDMI423」は、4つの入力と2つの出力を備えたHDMIセレクターだ。機能が単純な割に高価というイメージのあるHDMIセレクターにあって、2つの出力を持ちながら1万円を切る価格(9999円)を実現している。しかも、入力と出力の組み合わせを自由に切り替えられるマトリクス型を採用。さらに2つの画面に同じ映像と音声を出力できるスプリッター機能まで付いているという。

4入力2出力のHDMI切替器 (スプリッタ機能搭載) Donyaダイレクト DN-HDMI423 [相性保証付き]
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 「相性保証付き」というのが気に入った。
 商品が届いて、さっそくつないでみると……
 おお! 古い機器でもちゃんとつながる。さすが、相性保証するだけのことはある。
 これ1台で、現状は足りるのだが、HDMI機器は今後も増えるだろうから、とりあえず2台のセレクタを新旧機器で使い分けている。

 余談だが、PS3はHDMI接続できるがWiiはD端子別売りなんだよね。LAN接続も別売りだし。昔のスーパーファミコンのゲームをWiiでダウンロードしてできるというので、興味があったりするのだが、AV機器としての魅力が乏しいので、新しいのが出るまで待つことにした。次はHDMIとLANは標準装備にしてほしいものだが。

 というわけで、HDMIセレクタには相性問題があるので、購入の際には注意が必要なのであった。

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