「ダークマター」の可視化に成功


暗黒物質といわれるように、見えない物質であるダークマターの可視化に成功したというニュース。

遠い銀河を観測した結果だが、我々の銀河もダークマターで満たされている。見えない、観測できないだけで、私たちはダークマターのスープの中に浮かんでいるクルトンみたいなもの。

カナダの大学が「ダークマター」の可視化に成功──宇宙を支える「巨大な網目」が浮かび上がった|WIRED.jp

質量はもつが、ほかの物質とは相互作用せず、光を吸収することも反射することもない。科学者たちが宇宙で起こる現象を説明するために考え出した謎の物質「ダークマター」の可視化に、カナダのウォータールー大学の研究者たちが初めて成功した。

ダークマターは存在しない……という説を唱える科学者もいるのだが、この観測が意味するものはダークマターの存在を証明するひとつの要素かもしれない。

これがダークマターの分布を表しているのなら、濃いところと薄いところがあるわけで、通常物質と相互作用しないとされるものの、重力では影響するのだから、星々に少なからず影響は与えていると推測される。

SF的なシチュエーションを考えると、ワープ航法が可能だとするなら、ダークマターの分布はワープできるルートを制限するという設定も考えられる。ダークマターの濃い宙域は避けて飛ぶ……みたいなこと。

このような新しい発見が出てくると、宇宙SFは宇宙像の設定を書き換えなくちゃいけなくなる。そこが難しさでもあり、面白さにもなる。

話は変わるが、今シーズンのアニメには、SF色の濃いアニメが2本ある。

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最近では珍しい、ちょっとハードなSFアニメだ。
いずれも宇宙・異次元絡み、地球外知的生命絡みの設定になっている。内容的には、かなりマニアックなのだが、こういう作品が作れるようになったのかな……と思う。

今シーズンのアニメ制作本数は、多すぎだろうというくらいの数になっている。
初回放送はHDDレコーダーの設定で録画されるので、第1話はとりあえず観る。観てから、つまらないようだったら次回以降は録画設定からはずす。続きを観てみようと思ったものは残す。

それでも残った数は、20本くらいある。観るのを消化するのが大変(^_^)b
その中でも、これは面白い、というのは5〜6本かな。

宇宙を舞台とした作品は、毎シーズン数本はあるのだが、「ID-0」「正解するカド」は当たりだ。この2つの作品で描かれる宇宙や世界観は、ツッコミどころはあるものの、最近の宇宙像や未来像を反映している。そのへんは「宇宙戦艦ヤマト」の頃とは、大きく変わったところだ。

ちなみに、「正解するカド」に出てくる未知のエネルギー源の『ワム』は、0点エネルギーだと思われるが、こういう設定を持ち出してくるところが新鮮。物語の核となるアイデアなので、今後どういう展開になるのか興味深い。物語の雰囲気としては、A.C.クラークの「幼年期の終わり」を思い出す。

ダークマターの正体は、いまだ明確ではないので、想像の余地があるということでもある。
これはSFのネタとしては、おいしい(^_^)

そのうち、最新のダークマターをネタにしたSFを誰かが書くだろうね。
国内では無理だろうから、海外作家に期待したいところ。

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