高速道路標識になぜか「桂花ラーメン」の写真が


誤植ならぬ「誤写真」を見っけ(^_^)
記事は以下なのだが……

いつ誰が作り出した?漢字の形がビミョーに違う【高速道路の標識】(週刊SPA!) – Yahoo!ニュース

 読みやすいようで、ちょっとクセも感じる高速道路標識の文字。

「これは『道路公団標準文字』という独自の書体です。’63年、日本初の高速道路である名神高速道路の栗東IC~尼崎IC間が開通したときから用いています」(NEXCO東日本・広報室)

首都高であれば「ゴシック体で、以前は写植文字のゴナDB、’07年からデジタルフォントの新ゴMを用いた標識に変更中」(同広報室)、一般道なら「ナール体という丸ゴシック字を使うのが基本」(国土交通省道路局)と、雑誌などで普通に見かける既存の書体を採用しているのに、あえてオリジナル文字を考案した理由は?

すでに、写真は訂正されているが、私が見たときには、以下のようになっていた。(クリックで拡大)

誤植ならぬ「誤写真」

誤植ならぬ「誤写真」


どういう意味があるんだろうと、考えてしまったよ(^_^;
たしかに「桂花ラーメン」の字体は変わってはいるが……

ちなみに、記事中に出てくる書体名の「ゴナDB」「ナール体」というのは、印刷物の制作が写植だった時代に、シェアを独占していた「写研」の書体だ。
私の世代には馴染み深いものだった。
どの書体も完成度が高く、日本語を美しく組むことができた。グラフィックデザイナーには、必須の書体だったのだ。

写植で紙面を作るときは、文字の大きさを指定し、あるスペースに文章を組むときには、1行何文字で文字間と行間はどのくらい……と、仕上がりを想定して計算した。計算が間違っていると、はみ出してしまうから、慎重に指定したものだ。

文字が間違っていたり直しが入ると、一文字ずつカッターとペーパーボンドを使って切り貼りだ。すべてが手作業の時代。
懐かしくも、恐ろしく手間のかかる作業だった。

しかし、写研はデジタルフォントに進出しなかった。
なぜかは知らないが……。

現在でも、一部のニーズがあるため、写研は生き残っている。それもかなり高額の機器を必要とするため、それで経営が成り立っているとか。
DTPが普及すると、写植の時代には二番手に甘んじていた「モリサワ」がシェアを独占することとなった。
今ではモリサワの書体なしには、DTPの仕事は成り立たない。

もし、写研がデジタルフォントに遅ればせながら進出してきたら、プロの編集者やデザイナーたちは、間違いなく写研を使うだろう。それだけのクオリティと実績があったのだ。

【補足】
「桂花ラーメン」の写真の謎は、以下の記事に入るはずだったようだ。
入れ違えたんだね(^_^)

街で見かける「気になる書体」の謎 【桂花ラーメンの看板】(週刊SPA!) – Yahoo!ニュース

ある高名な設計士からも「このロゴはデザイン賞ものだ」とのお墨付きをもらったのだそう。

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