Yahoo!ニュースの一部には、コメントをつけられるようになっているが、その体裁が昨日から変わった。
 これまでは書き込んだ人が誰かは、ユーザーにはまったく見えなかった。投稿者名も変更できていたため、同一人物であってもわからなかった。
 変更後は、Yahoo!のIDで管理されるようになり、同一人物の一連の書き込みが見られるようになった。
 匿名性は保持されているが、同一人物性は確認できるようになったことで、バカな書き込みは減るものと予想される。けっこうひどい書き込みも多かったための対処法だと思われる。
 個人的には、IDの一部表示ではなく、全部表示してもいいと思うけどね。

 匿名であることでバカな書き込みができると思いこんでいるのは、無知ゆえだろう。表面上は見えなくても、サイトを管理しているYahoo!には個人を特定できるし、ネットに接続するためのプロバイダにもログから接続しているのが誰であるかが特定できる。
 炎上という現象も、誰にもわからないという思いこみからエスカレートする。
 そんな炎上犯が摘発されたというニュース。
ブログ炎上、18人を摘発 名誉毀損容疑で – ITmedia News

 お笑い芸人の男性(37)のブログに「人殺し」などと中傷する書き込みをしたとして、警視庁中野署は5日、17~45歳の男女18人を名誉毀損容疑で近く書類送検する方針を固めた。ブログの悪質な書き込みが短期間に集中する現象は「」と呼ばれ、著名人の言動をきっかけに始まり、ブログを閉鎖する事態に発展することも少なくない。こうした書き込みの一斉摘発は初めてという。

 今までやらなかったのが不思議なくらいだ。
 私は猫関係の掲示板を運営しているが、そこにもときどき悪質な書き込みがあったりする。
 そういう場合には、記録されたIPアドレスから、接続元のプロバイダを特定して、苦情を申し立てている。
 プロバイダによって対応は様々だが、誠意あるプロバイダは書き込んだ人を特定して警告を発してくれる。だが、無視されることも少なくない。プロバイダの対応にも温度差があるのだ。
 ちなみに、IPアドレスからは、接続元プロバイダと同時に、そのサービスエリアからどこの地域であるかの推定も可能である。迷惑書き込みが、東京都内からなのか、何県なのかということくらいはわかる。

 ネットは匿名性が特徴ではあるのだが、それは完全に匿名ではなく、発信元を辿ることは可能であることを知っておくことだ。
 ただし、普通のユーザーが個人を特定することはほぼ不可能。プロバイダが持っている契約者情報を個人が入手・閲覧することはできないからだ。ワンクリック詐欺などでは、IPアドレスを記録したとかいって脅しをかけてくるが、それだけでは相手には個人を特定することはできない。
 何ができて、何ができないか、そうした知識を持つことが必要だろう。

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