今年の冬は寒くなる……という予測が、アメリカで出いるそうだ。
 温暖化の話はどこにいった?と思いたくなる話。

米経済の崩壊、世界の多極化/田中宇の国際ニュース解説

 地球温暖化の「シナリオ」とは裏腹に、最近発表されたアメリカの農暦年鑑(Old Farmer’s Almanac 確度80%)は、地球の気温は下がる傾向にあると予測している。米国では今年の冬は寒くなりそうで、石油高騰や失業増と相まって、暖房費が払えない世帯が急増すると予測されている。しかし全米各州の財政は逼迫し、貧困家庭に対する暖房費補助を十分に出せない。米政府から各州政府への暖房費補助の補填金は昨年度26億ドルだったが、今年は51億ドルもらわないとやっていけないと、各州知事が要請している。今冬は米国で凍死者が増えそうだ。

 田中氏は過去にも温暖化論議に懐疑的な記事を書いているが、温暖化が既成事実化して政治もビジネスもそれを前提に回り始めている。問題のスケールが違うが、メタボで活況する市場とも似ている。
 根底には「科学的」という免罪符がある。
 否定的な意見や説もあるが、賛成派が大勢を占めるため、科学的な議論ではなく政治的な道具にされている感がある。
 未来を予測する科学ほど難しいものはない。
 100年後の世界を予測したりすることは、過去に何度も行われているが、ずばり的中した例はない。一部は当たっても、たいていの予測は外れる。科学的といいつつも正確性に欠ける点では、占い師の予言と大差ないともいえる。
 温暖化の予測も、時間的なスケールを考慮しなければ正しい。なぜなら、地球は考古学的年代で、過去に何度も寒冷化と温暖化を繰り返してきたからだ。現在は比較的温暖な時期だが、全球凍結といった極寒の時代もあった。そのサイクルが、いずれ訪れることは間違いない。それが人間の活動が原因かどうかに関係なく。

 と、こんなニュースもあった。
<富士山>山梨・富士吉田市が「初雪化粧」宣言(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 「初雪化粧」は、同気象台の発表する「初冠雪」とは別。富士山から約35キロ離れた気象台で雪化粧が見えなくても、ふもとの市役所から見えることがあるため、同市が06年に始めた。富士山は8月9日に降ひょうが確認され、観測史上最も早い初冠雪が出ている。

 これが富士山だけのことなのかどうかはともかく、寒くなりそうな気配を予感させる。暖かい冬だった年には、富士山の初冠雪も遅かったからだ。
 あと数ヶ月で、冬も本番。
 果たして、厳冬になるのか暖冬になるのか……。
 気象庁の長期予報では、平年並み~暖冬の予報になっているのだが。

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