猫の話には泣ける……

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 「グーグーだって猫である」が映画化された。
 観に行くかどうかはわからないが、もしかしたら観るかも……
 その映画の記事を読んでいたら……

グーグーだって猫である - 映画作品紹介

「サバ、朝ごはんにしよう」
麻子がいつものように話しかけるが、サバは冷たく動かなくなっていた。—

 あらすじを読んでいて、この部分で目が潤んでしまった。
 このあらすじにではない。
 うちで飼っていた、今は亡き猫たちのことを思い出してしまったからだ。
 彼らのことを思うと、今でも元気だった頃の姿が浮かぶ。
 そして、最後を看取ったことも……

 映画の良し悪しにかかわらず、観たらうちの猫たちのことに重ねて泣いてしまいそうだ。

 うちで現在もっとも年寄りな猫の「プーちゃん」
 プーちゃんは愛称だ。
 もう、17歳になる。
 まるまると太っていたのに、現在ではガリガリに痩せてしまった。ほとんど筋肉がなくなっているような状態だ。それでも元気に動いているから不思議だ。
 衰えが著しいので、いつ天国に行ってしまってもおかしくない。

プーちゃん

プーちゃん(2001年撮影)

 その兆候は、プーちゃんの臭いにある。
 最近、体臭が変わって、臭くなってしまったのだ。
 亡くなった猫たちも、死ぬ直前に同じような臭いになった。
 死臭にも似た、鼻をつく臭いだ。まだかすかに臭うだけだが、体の代謝機能がますます衰えていることを物語っている。

 その日は、近いのだと思う。
 だが、不在のときに旅立たないでほしい。
 最後は看取ってあげたいからだ……

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