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 宅配便を利用していると、荷物が届いたときに、中身が損傷していた経験は誰にでもあると思う。あまりにひどいときは苦情をいうが、一番いいのは信頼性の乏しい配送業者は利用しないことだ。

「チルドゆうパック」、実は冷えていなかった | 卸売・物流・商社 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

日本郵便の取扱商品のひとつで、荷物を保冷状態で配達する「チルドゆうパック」の温度が、一部郵便局で規定の「5度以下」を大きく超えて取り扱われていたことがわかった。中には、20度を超えていた荷物もあったという。

(中略)

「(長方形の)配達用保冷バッグ内の温度を確実に5度以下にするには、バッグ内の上下、左右、前後それぞれの面に計6個の保冷剤を配置する必要がありますが、温度を測ったときには保冷材は2個しか入っていませんでした。この日は、冷蔵庫から出された荷物は配達までの1時間から1時間半ほど、保冷材不足の状態のまま放置されていました」

また、こうした実態については、ここ数年、複数回にわたって上司に報告したほか、上司ら立ち合いの下で温度を測って見せたこともあったが、具体的な対策が取られることはなかったという。

 以前、他社でも同じような問題が露見していたが、現場の感覚はいい加減ということだね。
 ゆうパックの場合は、民営化されたとはいえ、いまだにお役所気分が抜けていないのだと思う。
 通販で商品を購入するとき、配送業者を選択できるのであれば、ゆうパックだけは選ばないようにしている。
 理由は、これまでの経験から、トラブルが一番多かったからだ。
 配送時間を指定できるが、その指定時間内に届かなかったり。
 不在の場合、マンションに備え付けの宅配ボックスを利用できるが、宅配ボックスに入れたというお知らせの紙がポストに入っていたものの、宅配ボックスを開けるための解錠番号が書かれていなくて、管理人さんにマスターキーで開けてもらったり。
 チルドなのに、あまり冷えていなかったこともあった。冷蔵品ならまだいいが、冷凍品は解凍が始まっていると食品の質も劣化してしまう。
 そうしたトラブルが多かったため、ゆうパックはぜんぜん信用していない(笑)。
 なので、ゆうパックは基本的に避ける。
 料金的には各社で大きな差はないので、経験的にトラブルの少ない配送業者を選ぶ。

 ネット通販の拡大で、取扱量が増え、配送業界は人手や設備も足りないのだろう。加えて、コスト削減で料金は安く抑えられるものの、サービスは高い質を求められる。保冷剤が足りないというのは、そこにかける手間とコストをケチっているからだ。
 現場の仕事量が多く、マニュアル通りの仕事ができないのには、いくぶんかの同情の余地はあるが、できないのなら「できません」とチルドの扱いをしなければいい。
 チルドになっていないチルド扱いの荷受けをするのは、詐欺である。現場が対応できないのであれば、きっぱりと取り扱いをやめた方が誠実というもの。
 郵便局は、普通の郵便や小包を地道にやってればいいと思うよ。その分野は独占企業なんだし。
 ただ、その郵便も、誤配や未着のトラブルが、けっこうあるけどね。過去、何度も郵便が行方不明になるという痛い目に遭ってきた。うちのポストに、他所様宛の郵便が入っていることは、年に数回はある。隣の部屋だったり、集合ポストの並びで、列違いの部屋だったりと、イージーミスによる誤配だ。そういうときは、いちいち郵便局に連絡することなく、本来の宛先のポストに入れ直してあげる。

 ちゃんとやる気のないチルド扱いの荷物は、さっさとやめた方がいい。そうすれば、現場の負担も減るというものだ。

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