太陽系外の惑星発見のニュースが続いているが、その惑星の大きさは徐々に小さいものになってきている。
 これまでは木星型、あるいは巨大地球型で、太陽からの距離も近すぎたり遠すぎたりで、最適の位置にいる惑星ではなかった。
 そんな中で、より地球に近い環境の惑星が発見された。
 以下の記事が、現時点でもっとも詳しい記事であった。
太陽系外に新惑星ー生命体存在する可能性も | IBTimes : テクノロジー

 24日、チリのLa Sillaにある欧州南天天文台で太陽系外に地球と同じような性質をもつ惑星が発見された。発見された惑星は地球と同様の表面温度をもち、地球以外で生命体を有する惑星として大いに期待できるという。発見された惑星の表面温度から、液体としての水が存在する可能性があるという。また惑星は地球から192兆キロメートル彼方に存在するという。発見された惑星が公転している恒星は「red dwarf」として知られているが、「red dwarf」の大きさは太陽に比べるとはるかに小さく、光度も暗く、温度も冷たい恒星であるという。
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 欧州南天天文台によって公開された新惑星「581c」と「red dwarf」を描いた画像(AP通信/欧州南天天文台)。
 発見された惑星はまだ多くの事が謎に包まれているが、太陽系外で生命体が存在する可能性のある惑星が見つかったのは今回が初めてのことである。 ワシントンカーネギー協会の天文学チームに所属する研究員の一人であるAlan Boss氏は、「天文学分野の進展において、画期的な出来事となった」と賞賛した。

 今回の新惑星発見についてはまだ公には公開されていないが、今後天文学の学会誌「journal Astronomy and Astrophysics」で論文として発表されるという。

 今回新しく発見された惑星は「581c」と名付けられており、今回の地球と同様の温度を持つ惑星の発見によって、今後さらに太陽系外の惑星系の観測が盛んに行なわれる事が期待される。「581c」が地球のように陸地を有するのか、氷および水で覆われているのかは明らかではない。もし仮に地球のように陸地をもつとすれば、大きさは地球の1.5倍、氷や水に覆われているとすれば、さらに大きい惑星であることが考えられるという。また地球の5倍の重量を有し、重力は地球の1.6倍であるという。表面温度は32度から104度の間であると予測されている。

 理論上、「581c」は大気を有していなければならないが、大気の存在も観測では未だ明らかではない。もし大気圏の厚さが厚すぎると、地表面の温度があまりに高温になり、生命体が生息できない可能性もあるという。

 NASA宇宙生物学者のChris McKay氏は、「太陽系外に地球と同じような性質をもつ惑星が発見されたというのはとても重要な発見といえるだろう」と述べた。カーネギー協会の天文学者らは、今後生命体の生息が可能な惑星は数百個発見されていくだろうと予想している。

 今回発見された新惑星は、地球と同様の温度を持つ他、理論上豊富な水分を保有している可能性があるという。地球からは20.5光年離れた場所にあり、北半球からは夜間に天秤座の近くに望遠鏡で観測されるという。

 また、関連したニュースとして、太陽系外惑星発見のための新しい手法も発表された。
NASA、系外惑星を直接撮像できる観測機器を発表

近い将来、宇宙望遠鏡が地球のような小さな系外惑星を直接とらえる日がおとずれるかもしれない。NASAのジェット推進研究所(JPL)で開発されたコロナグラフを使ったシミュレーションでは、明るさが恒星の100億分の1という、ひじょうに暗い惑星が検出できることが証明された。

 この技術を使った望遠鏡が実際に運用されるようになるのは、まだ先だろうが、その成果に期待したい。

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