中国産の食品に対する安全性の懸念は、最近ではマクドナルドの鶏肉問題などもあって、ある意味定着しているともいえる。真面目な生産者もいるだろうが、中国産という表記があると、購買欲は一気に冷めて氷点下になる。
 過去には、細切れにした段ボールを食材に混ぜるなんてのもあったが、まだ幼稚な手法ではあった。
 エレクトロニクスの分野では、世界の工場として下請けだった頃から技術力をつけてきて、スマホや家電を自社開発できるようになってきた。それなりに技術力を身につけているのが現状だ。
 その技術力が、食品偽装にも活かされているという記事が以下。

驚きの中国産食品  高級コメは「プラスチック製」です!!  最新リポート まだ、そんなことやってるの!?  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

「これじゃビニール袋を食っているのと一緒じゃないか!」

インドネシア国内でいま、そんな怒りの声が上がっている。

ことの発端は5月18日、インドネシア西ジャワ州ブカシ市で飲食店を営むデウィ・セプティアニさんが、市場で買ったコメの「異常」を発見したことだ。

(中略)

「インドネシア国内に流れていたこのプラスチック米は、ジャガイモとサツマイモを一度溶かし、それを固めるためにビニール袋を溶かして混ぜ、白米の粒に似せて作られたものでした。見た目はほとんど普通の精米と見分けがつかないほど、クオリティの高い偽装米だったようです。もっとも、炊いて食べれば一瞬でニセモノだとわかるのですが……」(全国紙ジャカルタ支局記者)

(中略)

「『ハチミツはすべて偽物だと思え』、これが中国人の常識です。というのも、いま中国では環境汚染の影響か、ミツバチの数が急激に減少しているんです。そこで、水飴を加工したり、イモを原料に加えたりして、中国ではニセモノのハチミツが大量に作られている。その証拠に、最近はハチミツの品種が増えています。ニセモノのほうが、いろいろな種類を作りやすいからです」

現在、日本に流通しているハチミツの約80%が中国産。それだけに中国では、「日本人はニセハチミツを喜んでいる」などと言われている。

 いやはや、偽物を作るために、こうした労力と技術を投入するとは、なんという能力の無駄遣いだろうか。
 炊飯するまで見た目では偽物とはわからなかったわけで、その偽装技術はすごいのかもしれない。
 そもそも、高級米に似せたものを作るのに、この手法を思いついた発想力には感心する(^_^)。食品サンプルを作るような感覚だね。コピー商品が氾濫する中国だが、偽物を作ることにかける情熱は並々ならぬものがある。情熱を向ける方向が間違っているのだが……。

 記事は、かなり危機感を煽る書き方になっているが、それほど的外れでもないだろうな……とも思う。それは過去の明白になった事例があるからだ。
 日本では、高度成長時代に環境汚染や食品汚染が深刻な公害病を引き起こした。それと同様のことが、遠からず中国でも表面化するのではないだろうか。すでに起こっていても、情報統制されているのかもしれない。
 偽装食品が輸出されるのは問題だが、中国国内でも食べられているわけで、健康被害が広範囲に広がって、多くの人々が公害病に罹患すると、中国は内部から蝕まれることになる。それは国として困難に直面することになり、内部崩壊に発展するかもしれない。
 中国の政治的、軍事的な危うさは憂慮されているが、食品問題から国が揺らぐかもしれないことを想定している人は少ないように思う。意外な盲点ではないだろうか?
 中国が国として不安定になることは、アジアにとっても好ましくないことなので、健全な方向に向かってくれることが望ましい。共産党の独裁は歪んではいるが、政情不安になるよりはいい。ソ連が崩壊して国は分裂したが、それと同じようなことが中国で起こると、世界はもっと混乱してしまうだろう。そうなると、日本も無傷ではいられなくなる。

 偽装食品の根源は、極端な貧富の格差にあるわけだが、金儲け第一の社会風潮がもたらしているともいえる。政治体制を共産党政権から変えないまま、経済だけ資本主義的に変えてきたことの、歪みの現れでもある。本来両立しないはずの2つの方向性が、中国を左右に引っ張りあっているようだ。
 PM2.5などの環境汚染の問題もあり、健康問題は大きな問題になりそうだ。人口抑制のために一人っ子政策もやってきたことで、男女比のバランスが崩れていて、結婚問題や次の世代が減少する少子化問題も出てくるだろう。高齢化、少子化問題は、人口が多いだけに日本よりも深刻になる。

 とりあえず、中国産の食品には警戒しよう。
 マクドナルドも、中国産の食材とは縁を切った方がいいと思うけどね。

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