日本の核武装論など、きな臭い臭いが漂っている、安倍内閣だが……。
 迎撃ミサイルについても、根本的なことがわかっていないようだ。
Yahoo!ニュース – 産経新聞 – MD研究 久間長官、官邸と溝 米標的迎撃「無理だ」

 これに対し、久間氏は21日の記者会見で「よそに向かって発射されているミサイルを日本のMDシステムで撃ち落とすことは実際問題としてできない。飛んで来るものを防ぐことはできるが、後ろから追いかけるのは物理的に無理だ」と発言。さらに、集団的自衛権に関する検討についても「それ以前の話だ」と切って捨てた。

 久間氏が「無理だ」としているのは、平成19年末から4年計画で4隻のイージス艦に搭載される海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が、射程約1300キロの北朝鮮のノドンミサイル迎撃を想定しているため。SM3は高度300キロの成層圏を飛行中のミサイルを迎撃する設計で、高度1000キロ以上をノドンの2倍以上の速度で飛行するテポドン2などのミサイルには届かないとされる。

 と、これは技術的、性能的な問題で、能力がなければ意味がないこと。
 
 そもそもミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とすことは、現在の技術ではかなり難しいようだ。
 数打ちゃ当たる……的なレベルで、1発必中ではないのだ。
 では、どのくらいの命中率なのかといえば、
田中宇の国際ニュース解説「北朝鮮とミサイル防衛システムの裏側」

 日本が配備する計画になっている地上発射型迎撃ミサイル(PAC3)は、アメリカが湾岸戦争で初めて大々的に使ったパトリオット(ペトリオット)ミサイルの改良型だが、パトリオットについては湾岸戦争時に米軍側が「命中率はほぼ100%」と発表していたにもかかわらず、実は命中率は9%かそれ以下でしかなかったことが、1992年の米議会の会計検査院(GAO)の調査で分かっている。(関連記事)

 湾岸戦争の時、米政府が高い命中率を示すために発表したパトリオット使用時のビデオ映像を分析し「このビデオを見る限り、一発も当たっていない」という結論を発表して注目されたのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のセオドア・ポストル教授(元国防総省顧問)だったが、同教授は今年3月、改良型のパトリオットについても「使い物にならない」とする分析結果を発表した。

 というようなことだ。
 湾岸戦争では、80発のパトリオットが発射されだが、ほとんど当たらなかったという。
 つまり、100発撃って、当たるかどうかという話なのだ。4隻のイージス艦に、100発の迎撃ミサイルが積めるのだろうか?
 あきれるというより、笑い話だ。
 こんなことにお金をつぎ込んで、さも防衛可能だと言い張るのは、バカとしかいいようがない。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア