カメラマニア、フォトグラファーにとっては、とても興味のある、そして待ち望まれた技術の発表だ。
 デジカメの最大の弱点が、ダイナミックレンジの狭さ。ダイナミックレンジが広いと、もっとも明るいハイライト部から、もっとも暗いシャドー部まで、ディテールを損なうことなく表現できる。
 その性能が、現状のCMOSセンサーの4倍になるという。

従来の4倍! パナソニックと富士フイルムが有機CMOSイメージセンサーを共同開発 : ギズモード・ジャパン

パナソニックと富士フイルムは、有機CMOSを利用した新しいイメージセンサー技術を共同開発、これまでの4倍の性能だそうです。

 これは素晴らしい!
 私の現在の愛機は、NIKONのD800だが、そのダイナミックレンジが……

例えばNikon D800Eの露出レンジは15.3EVですが、新しいイメージセンサーは29.2EVまで可能になるようですよ!

 すごい!
 すごすぎる!
 一眼レフを使っていても、人間の眼と比べて撮影した写真に深みが足りないのは、ダイナミックレンジが狭いからだ。光量の加減によって、とらえることのできる範囲が限られているため、ハイライトは白くつぶれ、暗いところは黒くつぶれる。RAWデータから現像することで、多少は補うことができるものの、もともとの撮影データに限界があるから、補正できる範囲も限定的だ。
 しかも、ノイズも低減されるそうなので、これは製品化が待ち遠しい。

 他の情報によると、製品化は早くても2015年になりそうだ。

パナソニックがデジカメに有機CMOSセンサーを投入するのは2014年の終わり? – デジカメinfo

この情報は、二人の信頼できるソースから得られたものだ。新型のGX7には有機センサーは採用されず、この新技術が最初のカメラに採用されるのが期待できるのは、2014年の終わりになってからだ(発売はおそらく2015年になる)。

 パナソニックと富士フイルムのカメラに採用されるのだろうが、これが登場したらカメラ市場の勢力図が変わるかもしれない。
 現状は、CANONとNIKONの2強だ。世界的に見てもこの2強であり、プロのカメラマンでもどちらかを使っている人が多い。性能的には一長一短で、撮影対象や好みで分かれる。
 NIKONはセンサーに関しては、自社開発ではなくOEMでソニーや東芝のセンサーを使っているので、パナ&富士がNIKONにセンサーを提供してくれる可能性がなきにしもあらず。いや、むしろOEMで提供した方が、量産するにはいいように思う。

 有機CMOSの性能と描写能力が期待通りだとすれば、もはや従来のセンサーは時代遅れになる。
 センサーを自社開発しているCANONは、うかうかしていられないぞ。
 とにかく、楽しみだ(笑)。

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