ペナルティのない公約に意味は乏しい


参院選を控えて、各党が「公約」あるいは「マニフェスト」を発表しつつある。
そもそも公約とは……

「こうやく【公約】」 の意味とは – Yahoo!辞書

公に約束すること。特に選挙に際して、政党または候補者が当選後に実施することを約束した政策。

……ということなのだが、約束を果たせなかったときのペナルティはない。
昔の子どもたちは、こう歌った。

「指きりげんまん嘘ついたら針千本飲ます」
※語源はこちら→指切りげんまん – 語源由来辞典

必ず守らなければいけない約束には、守れなかったときのペナルティがともなったんだ。
しかし、公約は必ず守らなくてはいけない約束ではないから、ペナルティはあらかじめ設定されてないよね。言い方を変えれば、「守れなくてもいい」「必ず守る約束ではない」「責任を取る必要はない」と、軽い約束なのだろう。

個人同士の約束、企業同士の約束、国と国の約束で、約束を守れなかったときはなにがしかペナルティを課せられるものだ。一度約束を守れなかったら、信用を失う。
しかし、政治家や政党は公約を守れなくても平気な顔をしているし、罰を受けるわけでもない。
可能かどうかに関係なく、なんでも約束しておけばいい。
もはや、公約は絵に描いた餅。
公約といわずに「」といった方がいいんじゃないか?
」なら許せるよ。
これが、我が党の夢です」と。

「アベノミクス」抜本見直しが必要…民主公約案 : ニュース : 参議院選挙(参院選)2013 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

民主党の桜井政調会長は10日、党本部で記者会見し、参院選公約案を発表した。

その中身は……

民主党のマニフェスト掲載政策草稿案 20130610時点←PDFファイル

▼いのちと暮らし(社会保障、雇用生活)の一部

いのちと暮らし

いのちと暮らし

たくさんの「」が書かれている。
素晴らしい夢だ。バラ色の夢だ。民主党は、なんてステキな夢を見ているんだろう。
でも、夢だからね。悪夢なんて誰も見たくないのだから、いい夢を見たいに決まっている。

「……進めます」「……支援します」「……取り組みます」といった表現が多いが、具体性には乏しい。
やっぱり、「」なんだね。
その夢には賛成だ。いい夢、見たいよね。宝くじの1等が当たったら……という夢と同じだね。それって、努力じゃなくて、運が強いかどうか。
民主党君は、運が強いのかな?
そうか、一度は1等が当たったんだよね。でも、せっかく当たったのに3年で使い果たしちゃったじゃないか。みんなが支援したのに、無駄使いしてしまった。あのときの貸しは返してくれないのかい?

公約っていう言い方、もうやめようよ。
約束、守れないじゃないか。
それとも、「指きりげんまん」してくれるかな?
たぶん、その覚悟はないよね。守れないことはわかってるだろうから、殴られるのも針を飲むのも嫌だろうからさ。
覚悟がないんだったら、公約なんてしないことだよ。
これは君だけの問題じゃない。
万年野党のみんなにいえること。
実現不可能な約束ばっかり。嘘つきばっかりだ。

嘘をついてはいけません
親や教師は、子どもにそう教えるよね。それが人として、道徳として、基本的で尊いことだからだ。
嘘をつかないということは、約束したことは守るってことだよね。
守れない約束はしないもの。

名誉挽回したいのかい?
だったら、公約にペナルティをつけなよ。
指きりげんまん」をすればいいんだ。
何かを得るには、同等の対価が必要。
等価交換ってやつ。
それとも、賢者の石を手に入れるのか?
ま、それも方法のひとつだけどね。

夢の話はもういいよ。
夢はベッドの中で見ておくれ。
目覚めたら、忘れてるだろうけど。

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