女性の下着選びは難しい


妻のために、下着を買ってあげた。
ときどき買ってあげるのだが、難しいのはサイズ選びだ。
男の場合、サイズ設定はS・M・Lといったせいぜい3パターンだ。細かいサイズ設定はないのが普通。

しかし、女性の場合は、サイズ設定が細かい。
単純なS・M・L表記のものもあるが、それは安物の下着だ。この手の下着は、いわゆる標準体型だとされる人にはいいが、標準から外れている場合には適合しない。
うちの彼女は、標準から大きく外れている。

バストが、Fカップの巨乳なのだ(^_^)

今回、買ったのは上下が一体になったボディスーツ4着と、ブラジャーの単体を3着。
下着は毎日着るものだから、替えとして数着が必要になる。
しかも、女性用の下着は、値段が高い。高いことの一因は、彼女のバストサイズが標準からはずれているために、安い価格帯の下着にはFカップがないためだ。数万円の出費になってしまう。

そもそもの発端は、私が彼女の下着が洗濯機に入っていることに気がつかずに、他の洗濯物と一緒に通常の洗濯をしてしまったためだった。
女性用の下着は、デリケートな作りになっていて、洗濯するときには洗濯ネットに入れ、ドライモードで洗う。洗濯機によってモードの呼び方は異なるが、デリケート洗濯モードのことだ。
通常の洗濯モードだと、ガンガン回して洗うので、その結果、彼女の下着は破れたり胸回りのワイヤーが変形してしまった。
「着るものがなくなっちゃったよ~!」
と、さんざん文句をいわれてしまった。
そんなことをいわれても、入れっぱなしにしたのも悪いだろうと思うのだが……。
そのダメにした下着も、私が買ってあげたものだった。

急遽、新しい下着を購入することになった。
だが、毎度のことだが、女性の下着サイズはわかりにくい。
細かく細分化しているので、どれが適切なのか判別がつかない。
サイズ表記は、ある程度の統一はあるのだが、下着メーカーによって想定している体型はバラバラで、サイズ表記は同じでも着てみると合わないこともある。
日本メーカーと海外メーカーでは、当然のごとく想定されている体型が違う。サイズ換算表などもあるが、それは目安程度にしかならない。

問題なのは、彼女がFカップだということ。
このサイズまで展開している下着は少ない。言い換えると、日本人は巨乳が少ないということ。外国製のものであれば、サイズ展開が豊富なので……というより欧米人の方が巨乳が多いために、選択肢は多くなる。
ただし、値段がかなり高い。
1着で数万円なんてざらだ。さすがに、そんな高価なものは買えない。
価格が安く、なおかつFカップのあるもの……という条件で探した。

「おーい、サイズいくつだっけ?」
私は聞いた。以前に買ったのは、ずいぶん前なのでFカップということ以外の正確なサイズを忘れていた。
「前、買ったときと一緒でいいよ」
「それを忘れた」
「ええ~、わたしもわかんないよ」
おいおい、自分のサイズくらい覚えておけよ。
「じゃ、測るから、脱いで」
「は~い」
彼女は上着を脱いで、上半身裸になる。
私はメジャーを手にして、彼女のバストのトップとアンダーを測り、ヒップも測る。この3つが下着のサイズの基準になる。

……という場面を、エッチなシーンとして想像している人。
それは妄想しすぎ(笑)。
うちでは、こういうのは普通のこと。彼女は風呂上がりに、裸でうろうろすることもあり、
「パンツくらいはけよ」
と、オレがいうくらいだ。
彼女とは同棲時代も含めて、25年あまり一緒に生活している。裸のつきあいも長いのだから、いまさらどうこういう問題ではない。

サイズを測って、それをもとに注文した。
ほんとは、下着専門店で実際に試着する方がいいのだが、専門店のものは高いし、わざわざ店まで行くことを彼女は好まない。
約一週間後、商品が届いた。
「着てみて」と私はいった。
彼女は試着する。
「サイズが合わないの」
下着姿の彼女はいった。どうやら胸回りが大きすぎるようだ。サイズ表記と実際に着た場合の違いが、ここにある。
もう一段階、下のサイズでいいのかもしれない。
ということで、届いた商品は返品して、サイズ違いのものと交換してもらうことにした。

交換商品が届いて、彼女は試着。
今度はだいたいよかったようだ。メーカーの異なる複数着のうち、やや胸回りが小さいものもあったが、着られないわけではない。
巨乳の彼女は、いつも着られる服を探すのに苦労している。何号というサイズで表記される女性の服だが、肩幅から当てはめる号数サイズでは胸回りに余裕がなくて、彼女は着られない。胸回りに合わせると、肩幅の広いものになってしまう。
なかなか大変だ。

ボディスーツは補正下着とも呼ばれるが、ブラとショーツに分かれているよりも温かいそうだ。寒がりの彼女には、ボディスーツは必須らしい。
予定外の出費になったが、ひとまず一件落着だ。

▼おまけ(イメージ)

ボディスーツの彼女

ボディスーツの彼女

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