毎週、注目して見ている主要電子ブックストアの増減傾向だが、koboイーブックストアではこの1週間で32888点も増えているようだ。
 なにがそんなに増えているのか、追跡してみた。

定点観測:「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」と「koboイーブックストア」の“蔵書点数”を比べてみた(12月21日編) (3/3) – ITmedia eBook USER

 最後に、楽天の電子書籍ストア「koboイーブックストア」の点数を掲載する。条件としては、検索で言語を「日本語」にして絞り込んだ点数で、24ジャンルの点数を記載している。ジャンルごとの重複を除いた点数は、先週から32888点増え10万4348点となった。

 とはいえ、サイト内には2012年中に20万点という目標が掲げられており、達成の道のりは事実上困難といえそうだ。

 ジャンル別では、先週と同様に「エンターテインメント」や「歴史」、「・グラフィックノベル」などが大きく増えていた。

 このうち「エンターテインメント」の中の「」が、総数で29856件と圧倒的に多い。
 音楽とは、ようするに楽譜だ。
 たしかに、楽譜も出版ではあるのだが、これを一般的な「本」の中に含めるのはいかがなものか?

 「歴史」で多いのは「参考文献」と称する、古文書や古い時代の写真や挿絵の画集で、3644件。
 版元をみると長野電波技術研究所となっていて、そのサイトにも楽天koboと提携したことが記事として書かれていた。

楽天koboと提携することになりました – 猫司書の図書館資料探し

インターネットショッピングの楽天が運営する電子書籍「kobo」(コボ)でも、長野電波技術研究所の古文書電子書籍の取り扱いが始まりました。

現在、復刻古文書が約500冊と、収蔵している日本中世界中の古写真・挿絵画像を約3000タイトルが掲載されています。将来的には復刻古文書が3500冊になる予定です。

 これもかなり特殊な本というか資料なので、誰もが買うものではないだろう。

 「コミック・グラフィックノベル」で一番多いのは「漫画」だが、これはまぁ他のストアでも同様なので、驚くにはあたらない。
 次に多いのが「アダルト」と「ロマンス」で、合計2837件。アダルトやロマンスというとお茶を濁したような表現だが、早い話が大部分はエロ(笑)。アダルトとロマンスの区分けの意味がわからない。
 「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」では、アダルトの扱いは比較的少ないので、koboイーブックストアは突出している。ただ、エロはエロでも、同人誌レベルのエロマンガも少なくない。版元のいくつかは、アマチュアから作品を募集しているようなところだ。
 別にエロを否定するつもりはない。それはある程度必要ではあるのだ。主流にはならないが、出版に限らず、ゲームや映画などでもエロは一定のニーズがあり、下支えにはなっている。

 活字の「本」といえば、小説をイメージするものだが、その「」は19216件。
 ただし、これも注釈付きだ。
 同人作家が多いパブー提供の本が10596 件ほどあるので、いわゆるメジャー出版社から出ている、プロ作家の本は8620冊ということになる。厳密にいうと、パブー以外にも同人レベルの版元はあるので、実質的にはもっと少なくなる。

 印象としては……

 エロ本を買うならkoboイーブックストア

 ……とは、いえるかもしれない。

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