ハチの化石の記事2題


同じニュースソースでありながら、ニュース記事の書き方で、2つの記事を参照して、初めて全体像が見えてくるという一例。

1億年前のハチの化石 花粉とともに、琥珀から [CHUNICHI WEB PRESS]

 【ワシントン25日共同】約1億年前のハチの化石が、ミャンマー北部で採取された琥珀に閉じ込められた状態で見つかり、米オレゴン州立大などの研究チームが27日付の米科学誌サイエンスで発表する。これまでに見つかったハチの化石より4500万-3500万年も古い最古のものだという。

ハチはオスで、花のみつや花粉を運んで幼虫に与える「ハナバチ」の仲間。体長は2・95ミリと小さいが、既に現代のハチに形が似ている。頭や脚などに細かい毛があり、当時から花粉を集めていたとみられる。琥珀からは花粉も見つかった。

琥珀は木肌に出た樹脂が化石になったもの。ハチを取り込んだ琥珀は白亜紀(約1億4000万-6500万年前)中期の約1億年前の地層で採取された。白亜紀初期から中期は、花をつける被子植物が急速に繁栄してきた時代で、研究チームは「花粉を媒介するこれらのハチが被子植物の繁栄に貢献した可能性がある」と指摘している。

最古のハチ化石発見、1億年前も花から花へ : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 【ワシントン=増満浩志】琥珀(こはく)に閉じこめられた約1億年前のハチの化石が、ミャンマーで発見された。ハチ化石としては最古とみられる。米科学誌サイエンス最新号で発表した。

米オレゴン州立大などの研究者が見つけた。中脚の先のツメなど肉食のハチの特色を残しながら、花粉の輸送に役立つ枝分かれした体毛が全身に生えているなど、現代のハナバチに共通する特徴を備えている。体に花粉も付着していた。体長は2・95ミリしかなく、「当時、非常に小さい花があったことと符合している」という。

ハナバチは、地球上に被子植物が広がり始めたころ、スズメバチなど肉食のハチの仲間から分化したと推定されており、花粉を媒介する昆虫と花がどう影響し合って進化したのかを探るうえで、貴重な手がかりとなりそうだ。

 

ハチの化石

ハチの化石

(写真は、ミャンマー北部で採取された、琥珀に閉じ込められていた約1億年前のハチ(サイエンス提供・共同))

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